年代別– category –
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70年代AOR
全米30位、全英4位への11年──Bill Withers『Menagerie』(1977)
「Lovely Day」は全米30位、全英7位、そして11年後の1988年リミックスで全英4位。生まれた国より海の向こうで長く生きた1曲を軸に、4人のプロデューサーが作った『Menagerie』を読み直す。 -
80年代AOR
賞を獲ってから発売された国がある──Sade『Diamond Life』(1984)
英国で1984年7月に出た『Diamond Life』は、1985年2月11日に Brit の年間最優秀アルバムを獲り、その16日後にアメリカで発売された。翌年にはグラミー最優秀新人。ひとつの盤が生きたふたつの暦を追う。 -
80年代AOR
良い曲なら、どこから来てもかまわない──Anita Baker『Rapture』(1986)
アニタ・ベイカー『Rapture』の8曲のうち本人作は3曲。デヴィッド・ラズリーやロッド・テンパートンの曲を含む選曲、パウエル組とL.A.セッション陣の布陣、グラミー2部門受賞までを作者欄からたどり、AORリスナーへの入口を示します。 -
80年代AOR
同じ夜にポップとジャズを──Al Jarreau『Breakin’ Away』(1981)
1982年2月24日のグラミーで、1枚のアルバムがポップ部門とジャズ部門を同時に獲った。宛先違いで届いたバラードと、Brubeck の9/8拍子に歌詞を付けた1曲——出自の違う両端から『Breakin' Away』を読む。 -
70年代AOR
3日で録った300万枚──George Benson『Breezin’』(1976)
1976年1月6〜8日、Capitol Studios での3日間。6曲中5曲をファーストテイクで採ったアルバムがポップ・R&B・ジャズの3チャートで1位、300万枚を売った。LiPuma の制作術から読み直す。 -
70年代AOR
出さなかった年の翌年、発売週に1位──Stevie Wonder『Songs in the Key of Life』(1976)
1976年2月のグラミーで Paul Simon が「アルバムを出さなかった Stevie に感謝」と言った7か月後、本作は米国人初の Billboard 200 初登場1位。翌年の Album of the Year まで一本の線で読む。 -
70年代AOR
南米の旅と2つの1分間──Earth, Wind & Fire『All ‘n All』(1977)
Maurice White のアルゼンチン+ブラジルひと月の旅は、Milton Nascimento 名義の2つの短いインタールードとブエノスアイレス生まれの共作者を残した。音は南米を、絵はエジプトと宇宙を向く一枚を読み直す。 -
70年代AOR
壁越しに聴こえた他人のカセット──Marvin Gaye『I Want You』(1976)
Leon Ware が自分のアルバム用に録った仮題『Comfort』のテープを、Marvin Gaye が壁越しに聴いて丸ごと引き取った。1本のカセットが1976年に2枚のアルバムに分かれ、25年後に再び合流するまでを追う。 -
70年代AOR
三つの「335」──Larry Carlton『Larry Carlton』(1978)
1969年の Gibson ES-335 が自宅スタジオ「Room 335」の名になり、その部屋の名が1曲目のタイトルになった。全米174位、日本では邦題『夜の彷徨』で16週チャートイン。自宅の一室で完結した一作を「三つの335」から読む。 -
70年代AOR
ヒットの後から出た”原曲”──Airplay『Airplay』(1980)
グラミー受賞曲「After the Love Has Gone」と Manhattan Transfer が先に歌った「Nothin' You Can Do About It」。他人のヒットになった曲を、書いた本人たちが本来のキーで歌い直した1980年の唯一作を、その"順番の逆転"から読む。