年代別– category –
-
70年代AOR
39分03秒に入らなかった1曲──Fleetwood Mac『Rumours』(1977)
Ken Caillat が「傑作」と呼びながら長さを理由に外した「Silver Springs」。B面から1997年のグラミー候補、2004年の再収録まで、外れた1曲を軸に『Rumours』の制作と到達点を読み直す。 -
80年代AOR
映画版はデモだった──Survivor『Eye of the Tiger』(1982)
『ロッキー3』本編で流れる「Eye of the Tiger」は2月1日に録ったデモ。アルバムに入っているのは Rumbo Recorders での再録音。世界一有名なロック・ソングの「二つのテイク」を軸に、9曲38分のアルバムを読み直す。 -
70年代AOR
デモ2本が米国とスイスで1位に──Styx『Cornerstone』(1979)
妻への贈り物だった「Babe」と、弾けないマンドリンから生まれた「Boat on the River」。バンドのために書かれなかった2本のデモが米欧で頂点に届き、その直後に第2シングルをめぐってバンドは一度割れた。 -
70年代AOR
余りものの序曲、最後の夜に——Kansas『Leftoverture』(1976)
leftover+overture。ヴォーカリストの持ち曲ゼロから Livgren が一人で書き、トピーカ最後の夜に滑り込んだ「Carry On Wayward Son」が開幕曲となり、アルバムと同じ4×プラチナに達するまで。 -
70年代AOR
三度の「ノー」から生まれた──Foreigner『Foreigner』(1977)
デモは Atlantic に断られ、プロデューサーに却下された1曲の穴を埋めて「Cold as Ice」が書かれ、ロンドンのミックスをバンドが捨てて作り直した。三度の「ノー」からデビュー作を読み直す。 -
80年代AOR
半分はデモのまま──REO Speedwagon『Hi Infidelity』(1980)
1981年の年間1位アルバムの約半分は、ハリウッドの安いスタジオで3日間だけ回したデモ・テープそのままだった。「感情は修正できない」と録り直しを拒んだ判断から『Hi Infidelity』を読み直す。 -
80年代AOR
10週1位のアルバムと、10週2位のシングル──Foreigner『4』(1981)
Billboard 200 で10週1位。しかし看板曲「Waiting for a Girl Like You」は10週にわたり2位のまま終わった。Mutt Lange の設計図と、Thomas Dolby / Junior Walker という異色の客演から、1981年のアリーナAORの頂点を読み解く。 -
80年代AOR
【AOR入門の1枚】TOTO『TOTO IV〜聖なる剣』を最初に聴くべき理由|試聴・聴きどころガイド
AOR入門に最適なTOTO『TOTO IV〜聖なる剣』を初心者向けに解説。Apple Music/Spotifyでその場で試聴しながら、聴きどころと聴き方を紹介します。 -
70年代AOR
42位の曲が二度戻ってきた──Patrice Rushen『Pizzazz』(1979)
Hot 100で42位止まりの「Haven't You Heard」は、1994年のZhané、2005年のKirk Franklinのサンプリングで原曲より上へ戻ってきた。ジャズ・チャート2位のディスコ盤を「遅効性」から読み直す。 -
70年代AOR
床に落ちていたカセットが作者を追い越した──Nicolette Larson『Nicolette』(1978)
Neil Young のトラックの床で拾った「Lotta Love」は、作者版がB面に回る一方で全米8位・AC1位に。自作曲ゼロの歌い手が他人の曲をどう自分のものにしたか、1978年秋の同時発売から読む。