AORファンの間で長く愛されてきた“隠れ名盤”——カナダ出身のシンガーソングライターMarc Jordan(マーク・ジョーダン)のデビュー作『Mannequin』(1978)だ。Steely Danを手がけた名プロデューサーGary Katzが制作を担い、西海岸の一流セッション・ミュージシャンが集結。洗練の極みのような都会派AORを、試聴リンクと全曲の聴きどころとともに案内する。
『Mannequin』とはどんなアルバム?
『Mannequin』は1978年リリースのデビュー・アルバム。プロデュースはSteely Danの諸作で知られるGary Katzで、バックを固めるのもSteely Dan人脈に連なる西海岸の腕利きたち。緻密でクールなサウンドは、まさに“Steely Dan以降”のAORを体現している。
中でも「Marina del Rey」は、ロサンゼルスの港町の情景を都会的なメロウ・サウンドで描いた一曲として、AOR/シティポップ・ファンに長く支持されてきた。派手なヒットはなくとも、質の高さで語り継がれる作品だ。
なぜ“隠れAOR名盤”といえるのか
本作の魅力は、Gary Katz印のクールで緻密なプロダクションと、Marc Jordanの陰影あるボーカルの相性にある。コードもアレンジも凝っているのに、聴き心地はあくまで滑らか——Steely Danが好きな人ならたまらない“知的なメロウさ”が全編に漂う。知る人ぞ知る、しかし一度ハマると抜け出せない1枚だ。
| リリース | 1978年 |
| プロデュース | Gary Katz(Steely Dan) |
| アーティスト | Marc Jordan(vo) |
| 代表曲 | 「Marina del Rey」「Survival」 |
| こんな人に | Steely Dan・Boz Scaggs・都会派AOR/シティポップが好きな人 |
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曲ごとの聴きどころ
4. Marina del Rey|まず聴くべき都会派AORの名品
ロサンゼルスの港町マリナ・デル・レイの情景を、メロウで都会的なサウンドに昇華した本作の象徴的ナンバー。Gary Katz印の緻密なアレンジとMarc Jordanの陰影ある歌声が溶け合う、AOR/シティポップ・ファン垂涎の1曲。まずはここから。
1. Survival|クールに幕を開けるオープナー
アルバムの方向性を示す、洗練されたミドル・ナンバー。Steely Dan人脈の演奏が生む隙のないグルーヴと、知的なメロディが心地よい。
3. Mystery Man|陰影あるソングライティング
Marc Jordanのソングライターとしての奥行きが感じられる1曲。クールなトーンの中にほのかな哀感が漂い、アルバムに深みを与えている。
コードもアレンジも凝っているのに、聴き心地はどこまでも滑らか——“Steely Dan以降”のAORの理想が、ここにある。
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このあとに聴きたいAOR名盤
- Player『Player』(1977) ─ 全米No.1「Baby Come Back」のソフトロック決定盤。
- Ambrosia『Life Beyond L.A.』(1978) ─ 「How Much I Feel」のメロウAOR。
- TOTO『TOTO』(1978) ─ スタジオ職人が結集したデビュー作。
- TOTO『TOTO IV〜聖なる剣』 ─ AOR入門の決定盤。
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まとめ
『Mannequin』は、Gary Katzの手腕とMarc Jordanの才能が結実した、知的でメロウなAORの隠れ名盤。「Marina del Rey」を筆頭に、都会的な質感が全編を貫く。
Steely Dan や Boz Scaggs、都会派のシティポップが好きな人なら必ず刺さる1枚。まずは「Marina del Rey」を、夜景でも眺めながら聴いてみてほしい。
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