数えきれないAOR/ソウル名盤を陰で支えた、ニューヨーク最強のスタジオ・ミュージシャン集団——それがStuff(スタッフ)だ。1976年のデビュー作は、Steve Gadd、Richard Tee、Cornell Dupree、Eric Galeら超一流が“自分たちのバンド”として鳴らした、極上のグルーヴの宝庫。AOR/シティポップの土台を知るうえで欠かせない1枚を、試聴リンクと全曲の聴きどころとともに案内する。
『Stuff』とはどんなアルバム?
セルフタイトルの本作は1976年、Warner Bros.からリリースされたデビュー作。Gordon Edwards(ベース)を中心に、Richard Tee(キーボード)、Cornell Dupree/Eric Gale(ギター)、Steve Gadd(ドラム)ら、当時のNYセッション・シーンの頂点が集結。彼らの演奏は、Paul Simonや無数のソウル/AOR作品で聴くことができる。
肩の力が抜けた“粋なグルーヴ”が身上。派手なソロ合戦ではなく、バンド全体で生み出す気持ちよさが主役だ。歌モノAORの背後で鳴っている“あの心地よいバッキング”の正体が、ここにある。
なぜ“AORの土台”といえるのか
Stuffの魅力は、世界最高峰のリズム隊が生む“余白のグルーヴ”にある。Steve Gaddのドラム、Richard Teeのゴスペル仕込みのピアノ——彼らの演奏は、TOTOや山下達郎が憧れた“気持ちよさ”の源泉だ。AORを演奏面から味わいたい人にとって、これ以上ない教材である。
| リリース | 1976年 |
| レーベル | Warner Bros. Records |
| メンバー | Gordon Edwards / Richard Tee / Cornell Dupree / Eric Gale / Steve Gadd |
| 特徴 | NY最強のスタジオ・ミュージシャン集団 |
| こんな人に | AWB・The Crusaders・グルーヴ重視の音楽が好きな人 |
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曲ごとの聴きどころ
1. Foots|まず聴くべき粋なグルーヴ
肩の力が抜けた、しかし一音も無駄のないグルーヴが心地よいオープナー。超一流のリズム隊が生む“余白の気持ちよさ”を、まず体感してほしい。まずはここから。
9. Up On the Roof|名曲の極上カバー
Carole Kingの名曲を、Stuff流の温かなグルーヴでカバー。Richard Teeのゴスペル仕込みのピアノが沁みる、アルバムのハイライトのひとつ。
2. My Sweetness|メロウなミディアム
しっとりと落ち着いたグルーヴが心地よいナンバー。バンドの“歌心”ある演奏が、メロウAOR好きにもすっと届く。
世界最高峰のリズム隊が生む“余白のグルーヴ”——それこそ、TOTOも山下達郎も憧れた気持ちよさの源泉だ。
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このあとに聴きたいAOR名盤
- Donny Hathaway『Live』(1972) ─ グルーヴの源流。
- Average White Band『AWB』(1974) ─ 極上のファンク。
- The Crusaders『Street Life』(1979) ─ 都会派ジャズファンク。
- TOTO『TOTO IV〜聖なる剣』 ─ AOR入門の決定盤。
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まとめ
『Stuff』は、NY最強のスタジオ・ミュージシャンが“自分たちの音”を鳴らした、グルーヴの宝庫。AOR/シティポップの土台を支えた名手たちの妙技が詰まっている。
Average White Band や The Crusaders、グルーヴ重視の音楽が好きな人なら必聴。AORを演奏面から深掘りしたい人にも最適だ。まずは「Foots」で、その粋なグルーヴに浸ってほしい。
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