温かくユーモラスなメロディと、映画音楽でも愛された確かな筆致——Stephen Bishop(スティーヴン・ビショップ)は、AOR/ソフトロックを語るうえで外せない名ソングライターだ。1978年の第2作『Bish』は、彼の洒脱な歌心がたっぷり詰まった1枚。本記事では試聴リンクと全曲の聴きどころとともに案内する。
『Bish』とはどんなアルバム?
『Bish』は1978年、ABC Recordsからリリースされたセカンド・アルバム。デビュー作『Careless』(1976)で「On and On」を全米ヒットさせたBishopが、その路線をさらに洗練させた作品で、温かなメロディと上質なアレンジが全編を貫く。
Stephen Bishopは多くの大物ミュージシャンと親交が深く、アルバムには豪華なゲストが彩りを添えている。シングル「Looking for the Right One」「Everybody Needs Love」を中心に、聴き心地のよいソフトロックが並ぶ。
なぜ“洒脱なソフトロックの名盤”といえるのか
Stephen Bishopの魅力は、気の利いたメロディと、肩の力が抜けた歌い口にある。技巧をひけらかさず、それでいて聴き手の心にすっと入り込む——その自然体の上質さは、まさにAOR/ソフトロックの理想。後に映画主題歌の名手として愛されるセンスが、本作でも全開だ。
| リリース | 1978年 |
| レーベル | ABC Records |
| アーティスト | Stephen Bishop(vo/g) |
| 代表曲 | 「Looking for the Right One」「Everybody Needs Love」 |
| こんな人に | Player・Christopher Cross・Boz Scaggsが好きな人 |
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曲ごとの聴きどころ
3. Looking for the Right One|まず聴くべき洒脱なシングル
Bishopの歌心が端的に伝わる、温かでメロディアスなナンバー。気取らない歌い口と、ふと胸に残るサビが心地よい。本作の入口として最適な1曲。まずはここから。
4. Everybody Needs Love|普遍的なメッセージのソフトロック
“誰もが愛を必要としている”というシンプルな主題を、優しいメロディに乗せて歌う1曲。アレンジの温度感とコーラスの心地よさが、Bishopらしい滋味を生んでいる。
1. If I Only Had a Brain|遊び心あふれる幕開け
映画『オズの魔法使』の名曲を大胆にカバーしたユニークなオープナー。Bishopのユーモアと音楽愛が伝わる、アルバムの個性を象徴する1曲だ。
技巧を誇示せず、自然体で心に入り込む——その“さりげない上質さ”こそ、ソフトロックの極意だ。
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このあとに聴きたいAOR名盤
- Player『Player』(1977) ─ 全米No.1「Baby Come Back」のソフトロック決定盤。
- Kenny Loggins『Celebrate Me Home』(1977) ─ 温かなソロ第1作。
- Ambrosia『Life Beyond L.A.』(1978) ─ 「How Much I Feel」のメロウAOR。
- TOTO『TOTO IV〜聖なる剣』 ─ AOR入門の決定盤。
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まとめ
『Bish』は、名ソングライターStephen Bishopの洒脱な魅力が詰まった1枚。派手さよりも、メロディと歌の温もりでじっくり聴かせるタイプの名盤だ。
Player や Christopher Cross、Boz Scaggs のような“歌で聴かせる”ソフトロックが好きな人にこそ届けたい。まずは「Looking for the Right One」から、その洒脱さを味わってみてほしい。
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