Steely Dan、The Crusaders、Joni Mitchell——数えきれない名盤を彩った名ギタリストLarry Carlton(ラリー・カールトン)。“Mr.335”の愛称で知られる彼の、歌うように甘く泣くギターを主役にしたのが1981年の『Sleepwalk』だ。AOR/フュージョンの“ギターの理想”を、試聴リンクと全曲の聴きどころとともに案内する。
『Sleepwalk』とはどんなアルバム?
『Sleepwalk』は1981年、Warner Bros.からリリースされたアルバム。Larry Carltonは、Steely Danの「Kid Charlemagne」のソロなどで知られる、AOR/フュージョンを代表するスタジオ・ギタリスト。本作では、彼の温かくメロディアスなギターが全編で“歌って”いる。
タイトル曲「Sleepwalk」は、Santo & Johnnyの名インストのカバー。甘く伸びるギターの音色は、聴く者の心をそっと撫でる。技巧よりも“歌心”で聴かせる、メロウAOR好きにこそ届けたい1枚だ。
なぜ“ギターの理想”といえるのか
Larry Carltonのギターは、一音で空気を変える“歌う音色”が魅力だ。速さや派手さではなく、メロディと間、そしてトーンで聴かせる——その美学は、洗練されたAOR/シティポップが憧れたギターそのもの。歌モノAORの名ソロの“あの感動”の正体を、たっぷり味わえる1枚である。
| リリース | 1981年 |
| レーベル | Warner Bros. Records |
| アーティスト | Larry Carlton(g/Mr.335) |
| 代表曲 | 「Sleepwalk」「Last Night」 |
| こんな人に | Lee Ritenour・Steely Dan・歌うギターが好きな人 |
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曲ごとの聴きどころ
5. Sleepwalk|まず聴くべき甘く泣くタイトル曲
Santo & Johnnyの名インストを、Carltonが甘く伸びるギターでカバー。むせび泣くようなトーンと美しいメロディは、彼の“歌うギター”の真骨頂。まずはここから。
1. Last Night|軽快なオープナー
小気味よいグルーヴとキレのあるギターが楽しい1曲。Carltonの“歌心”だけでなく、リズミカルでファンキーな一面も味わえる。
3. Song for Katie|優しく沁みるバラード
娘に捧げたとされる、温かく美しいナンバー。Carltonのギターが愛情を込めて歌うように奏でられる、心に残る1曲だ。
速さや派手さではなく、メロディと間とトーンで聴かせる——その美学が、AORが憧れた“歌うギター”だ。
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このあとに聴きたいAOR名盤
- Lee Ritenour『Captain Fingers』(1977) ─ 超絶ギターのフュージョン。
- Weather Report『Heavy Weather』(1977) ─ フュージョンの金字塔。
- TOTO『TOTO』(1978) ─ スタジオ職人が結集したデビュー作。
- TOTO『TOTO IV〜聖なる剣』 ─ AOR入門の決定盤。
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まとめ
『Sleepwalk』は、AOR/フュージョンを彩った名手の“歌うギター”を主役にした代表作。甘く泣くトーンと美しいメロディが、全編を歌い抜く。
Lee Ritenour や Steely Dan、メロディアスなギターが好きな人なら必聴。歌モノAORの名ソロに惹かれる人にも最適だ。まずは「Sleepwalk」で、その甘い音色に浸ってほしい。
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