日本に本格的なソウル/ファンクを根付かせた立役者——久保田利伸。1986年のデビュー作『SHAKE IT PARADISE』は、当時の日本のポップスを一段引き上げた、本格R&Bの幕開けを告げる1枚だ。圧倒的な歌唱力とグルーヴを、試聴リンクと全曲の聴きどころとともに案内する。
『SHAKE IT PARADISE』とはどんなアルバム?
『SHAKE IT PARADISE』は1986年リリースのデビュー・アルバム。久保田利伸は、本場のブラック・ミュージックを深く吸収し、それを日本語のポップスとして完璧に成立させた稀有な才能。「失意のダウンタウン」をはじめ、本格的なソウル/ファンクが日本の音楽シーンに新風を吹き込んだ。
表題曲「Shake it Paradise」や「流星のサドル」など、グルーヴ感あふれる楽曲が並ぶ。AOR/シティポップが追い求めた“黒い洗練”を、よりダイレクトなソウルとして体現した、80年代日本の重要作だ。
なぜ“本格ソウルの名盤”といえるのか
久保田利伸の魅力は、本場仕込みのグルーヴと圧倒的な歌唱力にある。シティポップ/AORが憧れたメロウなソウルを、彼は“借り物”ではなく自分の血肉として鳴らした。その本格性は、後のJ-R&Bの礎となった。AOR/メロウのリスナーが日本のソウルへ踏み込むのに、最適な1枚だ。
| リリース | 1986年 |
| アーティスト | 久保田利伸(vo) |
| ジャンル | J-SOUL/ファンク |
| 代表曲 | 「失意のダウンタウン」「Shake it Paradise」 |
| こんな人に | Maxwell・山下達郎・本格ソウルが好きな人 |
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曲ごとの聴きどころ
5. 失意のダウンタウン|まず聴くべき代表曲
久保田利伸の名を世に知らしめた、メロウで切ないソウル・ナンバー。本場仕込みのグルーヴと圧倒的な歌唱力が、日本のポップスの常識を塗り替えた。本作を象徴する、まず聴くべき1曲。まずはここから。
3. Shake it Paradise|躍動する表題曲
ファンキーで躍動感あふれるタイトル曲。久保田利伸のリズム感と歌の力が全開で、アルバムの陽性のエネルギーを象徴する。
1. 流星のサドル|爽快なオープナー
勢いよくアルバムの幕を開ける、グルーヴィなナンバー。久保田利伸の本格的なブラック・ミュージック志向が、冒頭から伝わってくる。
シティポップ/AORが憧れたメロウなソウルを、彼は“借り物”ではなく自分の血肉として鳴らした。
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このあとに聴きたいAOR名盤
- 杏里『Heaven Beach』(1982) ─ 夏のAOR/シティポップ。
- 山下達郎『FOR YOU』(1982) ─ シティポップの精度の頂点。
- Maxwell『Urban Hang Suite』(1996) ─ ネオソウルの金字塔。
- TOTO『TOTO IV〜聖なる剣』 ─ AOR入門の決定盤。
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まとめ
『SHAKE IT PARADISE』は、日本に本格的なソウル/ファンクを根付かせた久保田利伸のデビュー作。圧倒的な歌唱とグルーヴが、80年代日本の音楽を一段引き上げた名盤だ。
Maxwell のようなソウル、あるいは山下達郎のメロウネスが好きな人なら必聴。まずは「失意のダウンタウン」で、その歌の力に触れてほしい。
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