その指さばきから“キャプテン・フィンガーズ”と呼ばれた名ギタリスト Lee Ritenour(リー・リトナー)。1977年の『Captain Fingers』は、彼の超絶技巧とファンキーなグルーヴが全開になった代表作だ。AORの“音響的源流”ともいえるジャズ・フュージョンの魅力を、試聴リンクと全曲の聴きどころとともに案内する。
『Captain Fingers』とはどんなアルバム?
『Captain Fingers』は1977年、Epic Recordsからリリースされたリー・リトナーの代表作。数えきれないセッションで腕を磨いたスタジオの名手が、自身のリーダー作で技巧とセンスを存分に発揮した1枚で、ジャズ・フュージョンの教科書的名盤として知られる。
タイトル曲「Captain Fingers」の畳みかけるギター・ワークはもちろん、Stevie Wonderの名曲「Isn’t She Lovely」のフュージョン・カバーも収録。AORの洗練されたサウンドを支えたスタジオ・ミュージシャンの世界が、ここに凝縮されている。
なぜ“AORの音響的源流”といえるのか
TOTOやBoz Scaggs、Steely DanといったAOR名盤の輝きは、リー・リトナーのような一流スタジオ・ミュージシャンの超絶技巧に支えられていた。本作は、その“職人たちの音”を主役に据えた作品。歌モノAORの背後にある演奏の凄みを知れば、AORの聴き方が一段深くなる。フュージョン入門にも最適だ。
| リリース | 1977年 |
| レーベル | Epic Records |
| アーティスト | Lee Ritenour(g) |
| 代表曲 | 「Captain Fingers」「Isn’t She Lovely」 |
| こんな人に | TOTO・Larry Carlton・フュージョンが好きな人 |
まずは聴いてみよう(Apple Musicで試聴)
まずは下のプレイヤーでアルバムの空気感を確かめてみよう(Apple Musicの登録があればフル再生、なくても各曲の試聴ができる)。
気に入ったら、そのまま聴き放題サービスで深掘りするのがおすすめ。
曲ごとの聴きどころ
1. Captain Fingers|まず聴くべき超絶タイトル曲
リー・リトナーの異名そのままの、畳みかけるギター・ワークが圧巻のタイトル曲。タイトでファンキーなリズムセクションの上を、流麗かつ切れ味鋭いギターが駆け抜ける。フュージョンの醍醐味が詰まった、まず聴くべき1曲。
5. Isn’t She Lovely|名曲を彩るフュージョン・カバー
Stevie Wonderの愛らしい名曲を、洗練されたフュージョン・アレンジでカバー。原曲の温かさを残しつつ、リトナーのギターが新たな表情を与える。聴きやすく、本作の入口にも最適。
2. Dolphin Dreams|美しく漂うインスト
タイトル曲の熱気とは対照的に、メロウで叙情的なナンバー。リトナーのギターの“歌心”がよく分かる、アルバムに彩りを添える1曲だ。
歌モノAORの背後にある“演奏の凄み”——それを主役に据えたとき、AORはもう一段深く響き始める。
🎸 弾いて深掘りする ── シークミュージックスクール(プロ講師の個別レッスン)
このサウンドを「自分でも弾いて/歌ってみたい」と感じたら、プロに習うのが近道。シークミュージックスクールはギター・ボーカルともプロ講師のマンツーマン指導で、無料体験レッスンから始められる。
もっと手軽に・高音質で聴くなら:Amazon Music Unlimited
「気に入ったから他のAOR名盤もまとめて聴きたい」という人にはAmazon Music Unlimitedが手軽。1億曲以上が高音質で聴き放題、初回は無料体験から始められる。
フィジカル(CD・レコード)で手元に置きたい人へ
ジャケットや歌詞カードも含めて手元に置きたいなら、CDやアナログ盤を。オリジナル盤に加えリマスターCDも流通している。
Spotify派の人はこちら
普段Spotifyを使っている人は、こちらからアルバム全曲をそのまま再生できる。
🎶 さらにAOR名盤を深掘りする
🎬 映像で深掘りする ── WOWOWオンデマンド
AORやヨットロックの空気に浸りたいなら音楽番組やライブ映像も。WOWOWオンデマンドでは往年の名アーティストのライブやドキュメンタリーが楽しめる。初月無料で試せる。
このあとに聴きたいAOR名盤
- Airplay『Airplay』(1980) ─ David Foster & Jay Graydon のフュージョン的AOR。
- TOTO『TOTO』(1978) ─ スタジオ職人が結集したデビュー作。
- Marc Jordan『Mannequin』(1978) ─ Gary Katz制作の都会派AOR。
- TOTO『TOTO IV〜聖なる剣』 ─ AOR入門の決定盤。
📚 AOR名盤をもっと知りたい人へ
▶ AOR名盤100選 完全ガイドを読む ─ 70〜80年代の黄金期から現代まで、決定版リストでAORの全体像をつかもう。
まとめ
『Captain Fingers』は、AOR名盤を陰で支えたスタジオ・ミュージシャンの世界を主役にした、ジャズ・フュージョンの代表的名盤。超絶技巧とメロディアスな歌心が同居し、フュージョン入門にも最適だ。
TOTO や Larry Carlton、フュージョンが好きな人はもちろん、AORを“演奏面”から深掘りしたい人にこそ薦めたい1枚。まずは「Captain Fingers」でその指さばきに圧倒されてほしい。
※本記事にはアフィリエイトリンクを含みます。表示されるジャケット画像は各音楽サービス公式の埋め込みプレイヤーによるものです。


