1980年、ニューヨーク出身のシンガーソングライターRobbie Dupree(ロビー・デュプリー)がデビュー作で放った「Steal Away」は、メロウAORの永遠のスタンダードになった。柔らかなグルーヴ、優しいファルセット、そして都会的なキーボード——AORが最も甘く香る瞬間が、このアルバムには詰まっている。本記事では試聴リンクと全曲の聴きどころとともに案内する。
『Robbie Dupree』とはどんなアルバム?
『Robbie Dupree』は1980年、Elektra Recordsからリリースされたデビュー・アルバム。冒頭を飾る「Steal Away」が全米ビルボードHot 100で6位、続く「Hot Rod Hearts」も15位とヒットし、彼はいきなりAORシーンの寵児となった。
「Steal Away」はそのメロウなグルーヴ感から、しばしばDoobie Brothers/Michael McDonaldの「What a Fool Believes」と並び称される。柔らかく揺れるビートと甘いボーカルは、まさに“AORの香り”そのものだ。
なぜ“メロウAORの決定盤”といえるのか
このアルバムの魅力は、力みのない心地よさに尽きる。派手なソロや大仰な展開はなく、ただ滑らかに、優しく音が流れていく。だがその裏には、洗練されたコード感と隙のないリズムが息づいている。肩の力を抜いて聴けるのに、何度でも戻ってきたくなる——AORの“気持ちよさ”を体現した1枚だ。
| リリース | 1980年 |
| レーベル | Elektra Records |
| アーティスト | Robbie Dupree(vo) |
| 最大ヒット | 「Steal Away」全米6位/「Hot Rod Hearts」全米15位 |
| こんな人に | Michael McDonald・Player・Christopher Crossが好きな人 |
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曲ごとの聴きどころ
1. Steal Away|まず聴くべき全米6位の名曲
アルバムの幕開けにして最大のヒット。柔らかく揺れるグルーヴ、甘いファルセット、きらめくキーボード——メロウAORの全要素が完璧な配合で詰まっている。一度聴けば一生忘れない、ジャンルを代表する1曲。まずはここから。
5. Hot Rod Hearts|爽快に駆ける第2ヒット
全米15位を記録したもう一つのシングル。「Steal Away」よりやや明るくテンポの良い、ドライブ感のあるナンバー。Robbie Dupreeのポップ・センスが光る、アルバムのもう一つの聴きどころ。
3. Thin Line|じっくり沁みる隠れた好曲
シングル曲の陰に隠れがちだが、Dupreeの歌心とアルバム全体のトーンがよく分かる1曲。メロウな質感が途切れず続く、通して聴いてこそ味わえる魅力がある。
「Steal Away」の最初の数小節で肩の力が抜けるなら、あなたはもうメロウAORの住人だ。
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このあとに聴きたいAOR名盤
- Player『Player』(1977) ─ 全米No.1「Baby Come Back」のソフトロック決定盤。
- Ambrosia『Life Beyond L.A.』(1978) ─ 「How Much I Feel」のメロウAOR。
- Pablo Cruise『Worlds Away』(1978) ─ 爽快ヨットロックの代表作。
- TOTO『TOTO IV〜聖なる剣』 ─ AOR入門の決定盤。
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まとめ
『Robbie Dupree』は、AORの“甘さ”と“心地よさ”を最も純度高く味わえるデビュー作。「Steal Away」「Hot Rod Hearts」という2大ヒットだけでなく、アルバム全体が一貫したメロウなムードで満たされている。
Michael McDonald や Player、Christopher Cross のような甘く都会的なサウンドが好きな人なら必聴。まずは「Steal Away」を、夜のドライブのお供にどうぞ。
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